TrueMoneyフィリピンは、デジタル決済および送金会社であり、4月30日に計画された市場撤退の一環として、フィリピンにおける商業活動を完全に停止すると発表した。同社は、同国での10年にわたるサービスの後、業務を秩序立てて縮小(クローズ)していると述べた。
10年にわたる業務の間、TrueMoneyフィリピンはデジタル決済、現金の入出金サービス、送金、モバイルのチャージ、融資、保険を提供していた。同社によれば、同社は5百万人超の顧客と、500万件超の中小企業(SME)にサービスを提供していた。
TrueMoneyフィリピンは、タイのチャロン・ポクパン(CP)グループおよびAlibabaのフィンテック関連会社であるAnt Financialに支えられたデジタル金融サービス企業Ascend Moneyの一部である。TrueMoneyは東南アジア全域で事業を展開しており、タイ、ベトナム、カンボジアにオフィスがある。さらにミャンマー、インドネシア、フィリピンでも事業を行っている。
フィリピンでは、TrueMoneyはWestern Unionや、英国を拠点とするデジタル送金会社WorldRemitなどの送金会社と連携していた。2018年時点で、WorldRemitを通じて送金された資金は、全国の14,000以上のTrueMoneyセンターで受け取れる可能性があった。
フィリピンは、世界最大級の送金受取国の一つである。Western Unionが引用した世界銀行のデータによると、フィリピンは2019年の送金流入で世界4位にランクされた。Western UnionとWorldRemitは、フィリピンでの現金回収にTrueMoneyのネットワークを利用していたが、撤退後は同様の現金受け取りのカバー範囲を維持するために、新たな現地パートナーの設立が必要になる可能性がある。