暗号資産市場全体が10月から調整局面に入ったことで、XRPは2ドルの水準を下回り、市場の熱気が冷え込みました。それでも、XRPは時価総額で上位5位以内を維持しています。ただし、直近のパフォーマンスには大きな下押し圧力がかかっており、7月の過去最高値からほぼ50%下落しています。
市場アナリストのSam Daodu氏は、足元の価格の弱さがXRPのトレンドの終焉を示すものではないと指摘しています。むしろ、いくつかの構造的な変化が進行しており、2026年までにXRPが5ドルに到達する新たな道筋を生み出す可能性があると述べています。
Daodu氏はまず、伝統的金融大手BlackRock主導によるXRP ETFのローンチの可能性を主要な変数として挙げています。2025年11月中旬以降、現物XRP ETFには累計10億ドル超の資金流入がありました。
BlackRockが正式に市場参入すれば、新たな資金流入は20億ドルを超える可能性があります。これにより、XRPの資本構造が一新されるだけでなく、米国市場において高度に規制された金融商品と深く統合された数少ない暗号資産の一つとなり、バリュエーションの根拠がさらに強化されるでしょう。
2つ目の主要要因は日本市場での戦略的役割です。RippleはSBIホールディングスと提携し、2026年第1四半期に日本でRLUSD USDステーブルコインを規制当局の承認を前提にローンチ予定です。
RLUSDがXRP Ledger(XRPL)上で稼働すれば、XRPは異なる資産やステーブルコイン間のブリッジ資産としての実用性が高まります。影響は即時的ではないものの、長期的にはXRPが5ドル到達を目指す動きを後押しする要素となります。
アプリケーション面では、Daodu氏はアセット・トークナイゼーションの重要性を強調しています。RippleはArchaxとの提携を拡大し、数億ドル規模の株式・債券・ファンドを2026年半ばまでにXRP Ledger上でトークン化し、オンボーディングすることを目指しています。
XRPLがトークン化決済市場の5%~10%を獲得すれば、オンチェーン取引量と流動性需要が大幅に増加し、XRPの需給バランスに実質的な変化をもたらし、価格を支える基盤が強化されます。





